(社)日本繊維機械学会
「繊維リサイクル技術研究会」
第56回情報交換会
「地場産業から学ぶ繊維リサイクル」
 
   今回の情報交換会は、綿の先染織物の日本最大の産地である兵庫県西脇市で行います。国内繊維産地は中国を始めとする海外からの大量の輸入品により低迷しております。それに対抗するため、播州織産地一体となって新たなシステム開発を行い、その開発内容は平成17年の第1回ものづくり日本大賞の最高賞である内閣総理大臣賞を受賞されました。その開発の中心となられた(株)片山商店 片山社長より開発内容や開発に至るまでの苦労話などを伺います。  また、兵庫県姫路市を中心とする地域には日本最大の皮革産業が存在します。その製造工程で廃棄される牛毛の再利用技術や有効利用方法について講演いただきます。さらに、革新織機から排出される織物の耳糸を用いた帯電防止性能を付与した新たな機能性材料および新たな製造技術の開発内容についても講演予定です。  なお、会場となる繊維工業技術支援センターでは、様々な多数の新しい織物開発を実施しており、当日も多数展示しておりますので、それもご覧いただけます。多数の皆様の参加をお待ちしております。 参加申し込みは準備の都合上、4月6日(金)までに木村宛(E-mail:tkimura@kit.ac.jp, Fax:075-724-7800)にお願い致します。(非会員の参加も歓迎します。)
 
1. 日時:平成19年4月13日(金) 14:00〜19:15

2. 場所:兵庫県立工業技術センター 繊維工業技術センター 2F講堂
〒677-0054 兵庫県西脇市野村町上ノ段1790-496(地図:別紙参照)
TEL:0795−22−2041/FAX:0795−22−3671
http://www.hyogo-kg.go.jp/seni/index1.htm

3.プログラム  (1)開会の挨拶(14:00〜14:05)
    研究会委員長 木村 照夫

 (2)繊維工業技術支援センターの紹介(14:05〜14:25)
   兵庫県立工業技術センター 繊維工業技術支援センター所長 上月 秀徳

 (3)国内繊維産業の復活を目指す「世界初」の「多品種小ロット織物生産システムの開発」
    (第1回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞) (14:25〜15:05)
    (株)片山商店 代表取締役社長 片山 象三

休憩(15:05〜15:15)

 (4)回収牛毛の可溶化方法と得られた可溶化物の有効利用(15:15〜15:55)
    兵庫県立工業技術センター 皮革工業技術支援センター
研究員 松本 誠

 (5)播州織産地から排出される耳糸を利用した帯電防止性能に優れたコルク複合体の開発 (15:55〜16:35)
兵庫県立工業技術センター 繊維工業技術支援センター 主任研究員 藤田 浩行

 (6)連絡事項(16:35〜16:45)


4.交流会(17:15〜19:15)
  お好み焼き工房 つばきや:西脇市野村町1795-194(TEL:0795-22-9397)

※参考
JR加古川駅 → JR西脇市駅       JR西脇市駅 → JR加古川駅
 12:41        13:29            19:52        20:39

参加費
会員:無料
非会員:2000円
交流会:5000円