(社)日本繊維機械学会
「繊維リサイクル技術研究会」
第29回情報会
繊維系廃棄物の船舶建造材への利用に関する研究事業について

  昨年来、日本財団の助成事業に申請しておりました
「繊維系廃棄物の船舶建造材への利用に関する研究」に関する事業が
審査の結果、正式に採用となり4月1日付けで日本財団会長と
「助成契約書」を締結する運びとなりました。実施期間は4月1日より1年間で
助成金額は申請通り5,600,000円(事業費総額7,000,000円、8割助成)です。

  本事業は研究会として初めて獲得した記念すべき外部資金であります。
つきましては本事業を何としても研究会の総力により成功させるために
第29回情報交換会は皆様とともに事業の進め方について
じっくりと議論する場にしたいと思います。船造りに興味をお持ちの方、
事業への協力が可能な方、少し覗いて見たい方等の積極的な参加を
お待ちしております。なお、財団との数回のやり取りの結果、事業目的は
後述の通りです。

準備の都合上、2004年3月24日(水)までに木村宛
(FAX:075-724-7800、E-mail:tkimura@ipc.kit.ac.jp)出欠をお知らせ下さい。(情報交換会後に懇親会も計画しております。
事務の不手際で案内が遅くなりお詫び申し上げます。)


日時:平成16年3月30日(火)14:00〜17:00
会場:兵庫県立武庫荘総合高等学校 設備棟(尼崎市武庫之荘八丁目31−1)
   電話:06-6431-5520
      FAX:06-6431-1858
   阪急「武庫之荘駅」より徒歩20分程度、バス、タクシー有り

内容:
1.        事業の進め方について(目的、内容、経費、役割分担等)

2.        高等学校工作設備見学

3.        その他

参加費、情報交換会 :無料

 懇親会   :4000円程度(場所未定、参加費当日徴収)

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事業目的

 種々の分野において環境調和型材料の開発が盛んに行われている。
一方では循環型社会形成のために各種廃棄物のリサイクルの重要性が
指摘されている。例えばわが国において繊維廃材は年間約200万トン
発生しておりそのほとんどが焼却、埋め立て処分されているのが現状である。
本事業では繊維廃材から擬木(木材代替材料)を成形し、擬木を用いた船造りに
チャレンジする。従来の船の素材はFRPや木材であるが、本事業で対象とする擬木で
船を造ることができれば、木材資源の保護ならびに廃棄処分が
困難なFRP使用量の削減が可能となる。さらには船の建造を次世代を担う若者とともに
行うことにより、環境保護への興味と若者による船造りの新しい発想が
生まれることが期待できる。
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