秋季セミナー「市場創造 ~モノの力と繋げる力~」の概要

日本繊維機械学会では、産学官の繊維に関わる方々を対象に、最新情報の収集ならびに意見交換の場となることを目的として、毎年11 月に秋季セミナーを開催しております。第24 回となる今回は来る11 月16 日(木)、17 日(金)の両日、大阪市の大阪大学中之島センターで開催いたします。

今回は「市場創造 ~モノの力と繋げる力~」をメインテーマにしました。国内の繊維業界の動向は、アパレル関係で売り上げが停滞しているものの、各社が繊維メーカーと共同で積極的な商品開発を進めています。また、高付加価値な繊維は今後も需要増が見込まれ、用途開発や生産効率向上などの産学共同研究が進んでいます。従来からあるコスト競争の激しい市場順応型から、外部と連携しながら新たな価値を提案する市場創造型に、その企業活動を変化させようとしている点が大きなトレンドとして挙げられます。このような流れの中で、近年着実に収益を伸ばしている企業は、その商品価値を高めること(モノの力)はもちろんのこと、市場における立ち位置を見定め、不確実な需要のリスクをとりながら、明確な戦略を元に外部と連携する仕組みづくり(繋げる力)が功を奏している傾向にあります。今回のセミナーでは、このようなトレンドの中で、関係分野の方々から「モノの力」と「繋げる力」をキーワードとしてその取り組みについてご講演をいただきます。

また、本セミナーの役割には、繊維技術交流をより積極的に進めることがあります。その役割に資するために、今回も、全国の公的試験機関の研究開発成果発表について、機器展示・ポスター展示を行います。

本セミナーが、今後のものづくりの方向性を考え、議論する場になれば幸いです。みなさまのご来場をお待ちしております。


 

実行委員会

実行委員長  杉山 研志(TMTマシナリー株式会社)
副実行委員長 若松 栄史(大阪大学大学院)
副実行委員長 東山 幸央(兵庫県立工業技術センター)

実行委員
青谷実知代(神戸松蔭女子学院大学)
伊藤 智樹(一般財団法人ボーケン品質評価機構)
稲富伸一郎(東洋紡株式会社)
宇治 光洋(ダイセン株式会社)
内丸もと子(テキスタイルデザイナー)
奥野 智朗(住江織物株式会社)
奥林 里子(京都工芸繊維大学)
岡田 英基(東レ株式会社)
木村 照夫(京都工芸繊維大学)
倉敷 哲生(大阪大学)
佐久間 淳(京都工芸繊維大学)
佐藤 克成(奈良女子大学)
滋野 治雄(帝人株式会社)
武内 俊次(福原産業貿易株式会社)
筒井久美子(村田機械株式会社)
中西 康雅(三重大学)
中根 幸治(福井大学)
中村 信(ダイキン工業株式会社)
西田 裕紀(協同組合関西ファッション連合)
野田 博丈(トヨタ紡織株式会社)
馬場武一郎(日本毛織株式会社)
原  茂(株式会社豊田自動織機)
伴場 秀樹(津田駒工業株式会社)
廣澤 覚(京都市産業技術研究所)
深沢太香子(京都教育大学)
藤井 明彦(一般社団法人繊維評価技術協議会)
堀場 洋輔(信州大学)
松下 義弘(京都工芸繊維大学)
松﨑 健(ミズノ株式会社)
森島 英暢(倉敷紡績株式会社)
山田 博夫(ユニチカトレーディング株式会社)
山田由佳子(大阪教育大学)
山本 温子(カトーテック株式会社)
吉岡 謙一(株式会社クラレ)
六田 克俊(高知県立紙産業技術センター)




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