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繊維リサイクル技術研究会設立趣旨
 地球環境の保護や省エネルギー問題が取りざたされている中、循環型社会形成推進基本法が 2000年5月に成立し、廃棄物の減量化とリサイクルの一層の推進が要請されています。 繊維関連の業界においても大量の廃棄物が発生しており廃棄物の減量化と有効な処理方法の 確立が急務であります。繊維屑に関しては古くより反毛、フェルトとして再利用され、また、 他にも精力的に環境とリサイクル問題に取り組んでおられる企業も少なくありませんが、 繊維関連産業の発展には関連業界全体の横断的な情報交換を行い、官・学との緊密な交流の もとに環境・リサイクル問題に取り組む必要があります。また、近年は廃棄処分が容易な 生分解性繊維が脚光を浴びてきましたが、これらの繊維の適正な用途開発と処分方法の 確立にも産・官・学の協力が不可欠です。そこで、繊維および繊維機械に携わる種々の分野の 技術者、研究者が一同に集い、環境に優しい繊維産業の構築の一環として繊維系廃棄物と 生分解性繊維の有効利用について議論する場として本研究会を設立することにしました。 繊維系廃棄物の減量化手法、有効利用法、リサイクルを考慮した繊維製品のあり方、 サイクルの技術的、社会的成立条件などについて自由に議論できる場になればと期待して おります。主な活動としては、以下の様なものが挙げられます。
 @月例情報交換会
 Aリサイクル関係施設見学
 B講演会
 C繊維リサイクルハンドブックの刊行
 D日本繊維機械学会の年次大会における特定セッション発表会
 Eメンバー相互の共同研究推進
 F海外の研究者との交流
 Gメンバー相互の親睦などを予定

設立発起人
木村照夫  京都工芸繊維大学大学院
         工芸科学研究科先端ファイブロ科学専攻 教授
前川善一郎 京都工芸繊維大学大学院
         工芸科学研究科先端ファイブロ科学専攻 教授
岡田賢治  倉敷芸術科学大学 産業科学技術部機能物質化学科 教授
高橋哲也  島根大学教育学部 家政教育研究室 助教授
山口幸一  兵庫県立工業技術センター 繊維工業指導所 所長
吉川嘉雄  福井県工業技術センター 所長
八田誠治  京都市染織試験場 機織部 研究担当課長
奥村宣也  帝人(株)繊維技術生産本部長補佐 常務理事
横田博志  愛媛製紙(株)開発企画課 課長代理
門倉建造  門倉貿易(株)社長、日本繊維屑輸出組合理事長
横山一夫  金井重要工業(株)金井研究開発室
中村 信  日本スピンドル製造(株)研究開発室長
谷口康弘  カネボウ繊維(株)テキスタイル営業部マネージャー
安田 浩  東洋紡績(株)理事 化合繊開発部 部長
杉江 勉  ユニチカグラスファイバー(株)開発本部長代理

(順不同)

運営分担金
研究会を運営するための運営分担金として、次の3種類を設けます。(年額)
 @個人メンバー 5,000円(参加資格は登録ご本人に限る)
 A法人メンバー 25,000円(企業または団体から2人まで自由参加)
 B学生メンバー 2,000円

申込方法
 @メンバーの種別
 A氏名
 B連絡先(所在地、電話、FAX、E-mailアドレス)
を記入の上「繊維リサイクル技術研究会入会」と明記して下記宛にお申し込み下さい。

日本繊維機械学会
(〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4、大阪科学技術センタービル 繊維リサイクル技術研究会、TEL:06-6443-4691、FAX:06-6443-4694)