秋季セミナー「せんいが拓く未来」の概要

日本繊維機械学会では、産学官の繊維に関わる方々を対象に、最新情報の収集ならびに意見交換の場となることを目的として、 毎年11 月に秋季セミナーを開催しております。第25回となる今回は来る11月15日(木)、16日(金)の両日、大阪市の大阪大学中之島センターで開催いたします。 今回は「せんいが拓く未来」をメインテーマにしました。繊維製品は古くから時代のニーズに応えたイノベーションが生まれることで、 広く人々の生活を豊かにしてきました。その一方、繊維製品も他の製品と同様に、人々の豊かさに比例して地球環境への負荷を大きくしていることが近年問題になっています。 その理由は製造や輸送に大量のエネルギーが必要となるためです。我々は自らの活動基盤となる地球環境を蝕みつつ、その活動を永く続けることはできません。

このようなことから、未来の繊維は、モノとしての価値だけでなく、地球環境への負荷削減という使命がますます求められていくと思われます。 そして、それに応えるイノベーションを起こす企業や団体が、今後は生き残っていけるのではないでしょうか。

特別講演では、永きにわたりこのような取り組みを実践されている倉敷紡績様のご講演や、現在全世界で展開中の SDGs「持続可能な開発目標」について科学技術振興機構様のご講演を企画しました。 すでに多くの企業や団体が環境負荷という視点を含めた様々な課題に取り組み、人々の生活の豊かさを目指したイノベーションが 生まれつつあります。

テーマ別講演では、これらのホットなテーマについて、関係分野の第一人者によるご講演を企画しました。 また、本セミナーの役割には繊維技術交流をより積極的に進めることがあります。 その役割に資するために、今回も、全国の公的試験機関の研究開発成果発表について、 機器展示・ポスター展示を行います。

本セミナーが、今後のものづくりの方向性を考え、議論する場になれば幸いです。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。


 

実行委員会

実行委員長  杉山 研志(TMTマシナリー株式会社)
副実行委員長 森島 英暢(倉敷紡績株式会社)

実行委員
青谷実知代(神戸松蔭女子学院大学)
秋月 健司(東レ株式会社)
稲富伸一郎(東洋紡株式会社)
宇治 光洋(ダイセン株式会社)
内丸もと子(M.U.PLANNIG)
小川 敦久(株式会社クラレ)
奥野 智朗(住江織物株式会社)
奥林 里子(京都工芸繊維大学)
梶原 幸治(キョーワ株式会社)
勝間田 晋司(一般財団法人ボーケン品質評価機構)
木村 照夫(京都工芸繊維大学)
倉敷 哲生(大阪大学)
黄 楚(カトーテック株式会社)
佐久間 淳(京都工芸繊維大学)
佐藤 克成(奈良女子大学)
滋野 治雄(帝人株式会社)
武内 俊次(京都工芸繊維大学)
竹本 由美子(武庫川女子大学)
筒井久美子(村田機械株式会社)
中根 幸治(福井大学)
西田 裕紀(協同組合関西ファッション連合)
野田 博丈(トヨタ紡織株式会社)
馬場武一郎(日本毛織株式会社)
林 久秋(株式会社豊田自動織機)
東山 幸央(兵庫県立工業技術センター)
廣澤 覚(京都市産業技術研究所)
深沢太香子(京都教育大学)
藤井 明彦(一般社団法人繊維評価技術協議会)
藤井 智成(津田駒工業株式会社)
堀場 洋輔(信州大学)
松下 義弘(京都工芸繊維大学)
松原 孝典(産業技術短期大学)
松﨑 健(ミズノ株式会社)
森 洋人(株式会社アシックス)
山田 博夫(ユニチカトレーディング株式会社)
山田由佳子(大阪教育大学)




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