豆知識

皆さんが日頃着ている衣服はどのようなものから作られているのでしょうか？Tシャツを例に説明しましょう。まず、髪の毛の4分の1ほどの太さの綿（コットン）繊維を束ねながら撚って（ねじって）糸を作ります。次に編機（あみき）を使ってその糸から布（編地：あみじ）を作ります。最後に、その布からTシャツの各パーツを切り出し（裁断：さいだん）縫い合わせます（縫製：ほうせい）。これでTシャツが完成します。

スーツなどは編機（あみき）ではなく織機（しょっき）を使ってできあがった布（織物：おりもの）を使うのが一般的です。みなさんも一度虫眼鏡で衣服を見てください。面白いですよ～！

詳しくはテキスタイルカレッジで・・・

テレビでも「ナノ」が付いた名前の商品がよく紹介されていますね！繊維も同じく「ナノファイバー」というものがあります。まず、「ナノ」とは10^-9 (1/1000,000,000 )を表しています。記号は「n」を使います。たとえば長さの場合は1nm（ナノメータ）と表します。髪の毛の太さは約50µm（マイクロメータ）です。マイクロメータは1mの10^-6ですので、さきほどの髪の毛を千本に分割できたとしましたらその一本が50nm（ナノメータ）の太さとなります。どれほど細いのか想像できますね！現在いろいろな方法でナノサイズの太さの繊維が作られています。それらの繊維を使った物には今までにない性質が発見されており、注目されています。