第28回秋季セミナー(オンライン開催)

開催日:2021年11月16日(火)-17日(水) / 
会 場:オンライン開催(Microsoft Teamsを使用)
特別講演
11月16 日(火)13:10~14:10
「マテリアル研究開発におけるデータ活用とリサーチトランスフォーメーション(RX)」
(国研)科学技術振興機構 研究開発戦略センター フェロー 福井弘行
今春発表の政府戦略「マテリアル革新力強化戦略」においてアクションプランとして、マテリアルの実データ・ノウハウの利活用促進や製造技術とデータサイエンスの融合などデータ駆動型研究開発の促進が掲げられた。また、研究開発システム自体の変革も求められており、JST-CRDSではこれを『RX』と名付け、現状と今後の方向性をまとめた報告書を発行した。本講演では、マテリアル研究開発におけるデータ活用とRXについての期待と展望を述べる。
11月16 日(火)14:20~14:55
日本繊維機械学会賞「技術賞」受賞講演(1)「高速精紡機における紡績時の張力安定化システム」
村田機械(株)繊維機械事業部 技術部 MSチーム 課長 岡 正毅
高速精紡を可能とするVORTEX紡績において、安定した糸品質を維持するため、紡績時の張力管理が重要である。従来用いられていたゴムローラニップ方式にかわり、金属製ローラに巻き付けることで、長期的に安定した張力管理方法を開発した。また光学センサーに加えて糸と接触式のセンサーを新たに導入することで、紡績異常を高精度で検出できるシステムを開発した。
11月16 日(火)15:00~15:35
日本繊維機械学会賞「技術賞」受賞講演(2)「皮脂汚れ由来の不快臭に対する防臭加工技術」
東レ(株)テキスタイル・機能資材開発センター 第1開発室 浅井直希
ポリエステル系繊維は、他の繊維種と比較して親油性が高いため、皮脂汚れが繊維表面に蓄積しやすく、皮脂および皮脂の常在菌分解物由来の不快臭を発生しやすい特徴がある。そこで、親/疎水バランスを最適化した高耐久吸水SR加工とニオイ原因菌に高い制菌性を有する特殊抗菌加工を組み合わせ、高い防臭性を発現する加工技術を開発した。
11月16 日(火)15:40~16:15
日本繊維機械学会賞「技術賞」受賞講演(2)「大量発汗時を想定した湿潤時の通気性に優れたスポーツウェア」
ミズノ(株)グローバルアパレルプロダクト本部 アパレル生産・開発部 材料開発課 田島和弥
従来の衣服は、運動時の発汗により生地が湿潤状態になると、通気性が大きく低下し、不快感などの問題に繋がっていた。本技術は、吸水性を有しながら、湿潤状態でも生地の通気性を確保する事で、身体表面上の汗の気化を促し、大量発汗時においても快適に着用できる生地およびこれを用いた被服を提供する。